なべさんと松本が最初に訪れたのは、大歩危・小歩危。数億年もの時を経て作り上げられた渓谷美は圧巻の一言。観光遊覧船で、その迫力を体感します。
　ここ祖谷は源平の合戦で敗れた平家の落人が隠れ住んだという伝説の地。次は、その落人も食したとされる名物「祖谷そば」に舌鼓。つなぎをあまり使わないざらりとした舌ざわりが特徴のおそばに２人も大満足。
　そして、その平家の落人伝説にまつわるスポットも・・・。そのひとつが琵琶の滝。その昔、落人たちが京の都を偲び、琵琶を奏でたことからその名前がついたんだとか。忘れてはいけないのが名物・かずら橋。長さ４５メートル、スリル満点のつり橋の始まりは、平家の落人が追っ手から逃げるときに、すぐに切り落とせるようにかずらで作ったのが始まりとされます。四国でも屈指の透明度を誇る祖谷川。古の平家一族もここえ涼をとったのかもしれません。
　さらに、通称・奥祖谷といわれるエリアを訪れた２人。ここではまず、昔ばなしの世界のような風景がひろがる落合集落へ。高低差３９０メートルの急斜面に古民家が張り付くようにして建ち並び、まさに"日本の原風景"に心なごみます。その奥祖谷には、実は二重かずら橋なるものも！そして、その近くには"野猿"と呼ばれる人力ロープウェイも。
まるで空を飛んでいるかのような体験を是非！
　奥祖谷で忘れてはいけないのが、剣山。標高1955メートル・西日本で２番目の高さを誇るんですが、リフトで山頂付近まで、行くことができるため、実は初心者にもオススメのコースなんです。天気のいい日には、頂上からはなんと、鳥取県・大山も望むことができるんだとか。そこで頂く、大好物にナベさん超シアワセな気分！？。
　そして、今回のお宿は、かずら橋近くにあるお宿。この宿は専用ケーブルカーを使って移動する天空の露天風呂が自慢。開放感いっぱいの湯船で癒やされたあとは、お待ちかねのお食事。山と川の幸がてんこもりの郷土料理に、どこか懐かしさを感じる２人なのでした。